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花びらを散らすのは やめて下さい
第2章 パパのこと

私が固いモノにあそこを擦り付けるクセって、昔からなんです。
ほんの小さな子どもの頃から。
不思議ですよね。
子供なんて性欲と無縁で純真無垢みたいに思えるけど、私は違ったみたい・・・。

今でもはっきり覚えてるんですけど、まだ3歳くらいの頃、夜道をパパにおんぶされてウトウトしているうちに、なんだかアソコがほんのり温かく、気持ち良くなってきちゃったんです。
それで無意識に大きく開いた脚の付け根を、パパの固い背骨に擦り付けてたみたいで・・・。
その時パパが、隣を歩いていたママにこっそり、「マユが変に腰を動かしてるみたいなんだけど・・・こいつ寝てるよな?」と訊いて、そしたらママが、「あらやだ」と言ったのが聞こえたんです。
私はハッとして、すぐにモゾモゾするのを止めたのですが、その後パパが意味深な感じの声で「こいつ子どものクセに、、、分かるのかな」と言いました。それに対してママは「やめて下さい、いやらしい」と、吐き捨てるように答えて、パパの背中から私を引き剥がし、下に降ろすと「さあ真弓、もうすぐお家に着くから自分で歩きなさい」と言って、お尻を軽く叩かれました。

子ども心に、ママの「いやらしい」という言い方と、叩かれた事が記憶に残り、それ以来パパにおんぶされるのを、私はなんだか避けるようになりました。

そして代わりに、一人、誰もいない部屋で、パパの背骨があそこに固く当たるムズムズとした感触を思い出しながら、机やイスの脚にあそこを当てて、腰を前後に動かすことを覚えてしまいました。

あそこを押し付けるのは、いやらしく、いけないこと。
けれど気持ち良いこと。

私は性に対する罪悪感と恍惚感を、その頃すでに、身に付けていたのです。





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