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堕散る(おちる)
第24章 step24十八段目…春
「あらあら、仲良く釣れましたね。」
女将さんがにこやかに笑いハルトの魚の針を取りアタシのも手伝ってくれた。
「では、この魚でお昼の支度をしますね。」
「これから釣れたらどうするの?」
「夕食でも、また違うご用意もしますよ。
まだしばらく川遊びを楽しんでくださいませ。」
女将は魚を持って下がっていった。
「ルリ、川の水に足をつけてごらんよ。凄く冷たいよ。」
ハルトは裸足になって川に入っていた。アタシも裸足になる。
「ひゃ、冷たいっ…」
「こんな冷たい綺麗な水に棲む魚だから、美味いんだな。」
ハルトが手を差し伸べてくれる。
ハルトが少し深い方に進もうとした時だった。
「お客様〜あまり深いところは危ないから戻ってください。」
姿は見えないが女将さんの声がした。
キャッ…
声に驚きバランスを崩すアタシをハルトが支えてくれた。
「ほら、戻ってください。」
女将さんの言い付けを守り川岸に戻った。
岩に腰掛けて魚釣りを再開する。
またなかなか掛からなかったがそれでもそれぞれ一匹ずつ釣ることが出来た。
女将さんがにこやかに笑いハルトの魚の針を取りアタシのも手伝ってくれた。
「では、この魚でお昼の支度をしますね。」
「これから釣れたらどうするの?」
「夕食でも、また違うご用意もしますよ。
まだしばらく川遊びを楽しんでくださいませ。」
女将は魚を持って下がっていった。
「ルリ、川の水に足をつけてごらんよ。凄く冷たいよ。」
ハルトは裸足になって川に入っていた。アタシも裸足になる。
「ひゃ、冷たいっ…」
「こんな冷たい綺麗な水に棲む魚だから、美味いんだな。」
ハルトが手を差し伸べてくれる。
ハルトが少し深い方に進もうとした時だった。
「お客様〜あまり深いところは危ないから戻ってください。」
姿は見えないが女将さんの声がした。
キャッ…
声に驚きバランスを崩すアタシをハルトが支えてくれた。
「ほら、戻ってください。」
女将さんの言い付けを守り川岸に戻った。
岩に腰掛けて魚釣りを再開する。
またなかなか掛からなかったがそれでもそれぞれ一匹ずつ釣ることが出来た。