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堕散る(おちる)
第24章 step24十八段目…春
抱き締められてハルトの体温を感じる。
恥ずかしいけど、やっぱりくっついていると嬉しい。
「ハルト…どうしたの?ここ…」
近寄ると解るくらいにうっすらと頬に引っ掻き傷が出来ていた。
ハルトが起き上がって、鏡を見ていた。
「なんだろな、自分で引っ掻いたのかな。」
覚えが無いといった感じで擦るとまた布団にゴロリとなる。
呼び寄せられてハルトの胸板に顔を埋めると、腕に包まれる。
温もりにくるまれていつの間にか寝てしまった。
昼は天ぷら蕎麦をいただく。
ハルトは自分で作ったものは美味しいと何度も呟きながら食べていた。
午後はトランプや花札をして、川まで降りて散策する。
いつも付き添ってくれる女将さんはいなかった。
ハルトとのんびりと過ごし、ずっとこのまま一緒に居たいと思う。
仕事や学校のことなど忘れてハルトとの時間を楽しんだ。
「さあ、猪鹿鳥の最後のお料理ですよ。」
お風呂上がりに夕飯を頂く。
する事が無くてハルトが早めに出してもらったのだと思った。
旅行最後の夕飯。
延泊したはずなのにあっという間だった。
恥ずかしいけど、やっぱりくっついていると嬉しい。
「ハルト…どうしたの?ここ…」
近寄ると解るくらいにうっすらと頬に引っ掻き傷が出来ていた。
ハルトが起き上がって、鏡を見ていた。
「なんだろな、自分で引っ掻いたのかな。」
覚えが無いといった感じで擦るとまた布団にゴロリとなる。
呼び寄せられてハルトの胸板に顔を埋めると、腕に包まれる。
温もりにくるまれていつの間にか寝てしまった。
昼は天ぷら蕎麦をいただく。
ハルトは自分で作ったものは美味しいと何度も呟きながら食べていた。
午後はトランプや花札をして、川まで降りて散策する。
いつも付き添ってくれる女将さんはいなかった。
ハルトとのんびりと過ごし、ずっとこのまま一緒に居たいと思う。
仕事や学校のことなど忘れてハルトとの時間を楽しんだ。
「さあ、猪鹿鳥の最後のお料理ですよ。」
お風呂上がりに夕飯を頂く。
する事が無くてハルトが早めに出してもらったのだと思った。
旅行最後の夕飯。
延泊したはずなのにあっという間だった。