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堕散る(おちる)
第24章 step24十八段目…春
頭を洗いながら、引っ掻き傷に唇が触れる。

目を瞑ったままでいれば、何度も柔らかい唇が触れてきた。

「ルリ?」

「ん…ハルト…」

「どうしたの…」

「早く治るように、痕が残らないように…」

「大丈夫だよ。このくらい。」

「そうだといいんですけど…」

「そんなに気にすることじゃないから、鞭とかもっと酷いものも、痕にならなかったし、薬草を縫ってもらったから
それよりここにちょうだい?」

指で唇を指し示せば、柔らかい感触がある。
続けて何度も何度も…

つい悪戯したくなる。

柔らかい下乳に指を這わせてすうっと撫で上げていく。

「ん…山イチゴみっけっ…」

ツンと主張した尖りを指で摘まんで弄んだ。

「ハルトぉ…」

こうやって甘い声で呼ばれるのが心地よい。

何も答えずに柔らかさを堪能していた。

「ルリ?ルリ?もうシャンプー流して?」

「っは…はい…」

ぼーっとしていたのか、泡が顔に垂れてきても洗髪している。

まぁ…悪戯してたから仕方ないか…

「今度は、ルリの番だから…」

軽く仕返しを考えた。
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