この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
堕散る(おちる)
第3章 step3初めの一歩
そうなんだ。
思考も働かない。

ビーっ…ビーっ…ビーっ

長机に置かれたアタシの携帯が凄い音をたてる。


あっ、バイブの間隔で解る彼氏のメールだ。


「おっ電話、出る?

て、今喋れないか、ハハっ」

彼氏のメールはテロップに流れるように設定してある。

「【リュウよりメールです】だって、代わりに読んであげるね。彼氏だろ」


イヤと言いたいけど噛むなと言われたアタシは
「あ゛っ」と濁った音を放つ。


「【今日はゴメンな。まだまだダチに付き合わされそうだ。また連絡する。】だってよ。
ルリちゃん可愛いのに、ほったらかしでダチとったの?馬鹿だねリュウ、ルリ可哀想。
まさかそれで万引き?」


男は指でアタシの舌を捏ねながら言う。


ダチじゃなくて女だし、そしてたぶんアタシの方が元々彼女ではなかったんだ。
こらえていた涙が今更流れる。

それを男に気づかれるのは嫌だった。


「あっ、ゴメンな。」

気づかれた?

額にあった男の手が頬に伝う涙を拭う。

あぁ最悪…

「この体勢辛いよな。気づかなくてゴメンな。俺泣かすまで検査しちゃったかぁ」
/1415ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ