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堕散る(おちる)
第31章 step31 二十五段目…B1階 初仕事
「普段決まった動物の肉しか食べないから違和感があるだけだ。」

「はい。」

「兎だと知らないうちは食べていただろう?」

「はい。」

「なら気にせず食べろ。可哀想と思って食べなかったからといって兎の命が戻るわけではない。」

王様の言うとおりだった。

お魚料理を終えて、次の棚に移る。王様の食器を下げて、新しいドームを出した。

メインのドームを開ける。こんがり焼けた鶏肉にフォアグラが沢山添えられていた。

「これが何だかわかるか?」

「フォアグラです。」

「じゃあフォアグラが何だかわかるか?」

「わかりません。」

「ガチョウの肝臓だ。運動を制限させて、沢山餌を与えて肝臓を肥大させたものだ。
食ってすぐ寝ると牛になるとか、豚のように太るというが、
正解はフォアグラになる。」

「気をつけなきゃですね。」

「ああ、この黒いのは何だかわかるか?」

フォアグラと鶏肉の上に掛けられた黒い削ったようなものを王様は指した。

「わかりません。」

「トリュフだよ。」

「チョコレートですか?」

「いや、トリュフチョコレートがこのトリュフの形を模しているから名付けられただけで、トリュフはキノコだ。」
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