この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
堕散る(おちる)
第31章 step31 二十五段目…B1階 初仕事
「そうか、人間、自由すぎると意外に不便に感じるものだ。
では、君にルールを、掟を与えよう。」

「掟?」

「そうだ。守らなければ、もしくは、破ってはいけない掟。」

「はい…」

「そんなに気負うな、簡単だぞ?
まず部屋から勝手に出てはならない。出たい時は俺に言う。
これは最初に話したな。」

「はい、あの、一緒の時だけ出ていいじゃないんですね?例えばお庭がみたいなら、そう言っていいんですね?」

「もちろんだ。
もう1つ、俺に勝手に触れてはならない。これも同じだ、抱かれたくなったら言えばいい。
君は十分魅力的だ。言われればすぐに応じよう。

不可抗力で触れてしまうのは構わない。
意味がわかるか?」

「はい。」

「俺も君に無理な命令はしない。つまりは互いにして欲しいこと、したいことは言う。簡単な掟だが、難しいぞ?いいか?」

「はい。」

先ほどまでと何も変わらないのだけど、言葉にして掟という名をつけただけで何故か安心した。

「掟を守ることが君の仕事だ。」

王様が手を伸ばす。握手を求めているようだ。
その手を握る。

「これで契約成立だ。君の存在意義ができたな。」
/1415ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ