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堕散る(おちる)
第31章 step31 二十五段目…B1階 初仕事
「ご夕食に何かリクエストがございますか?」
「いや、客人に調理場の様子を見せたかっただけだ。」
「さようでございますか。では、こちらでご覧ください。」
しばらく王様は眺めていた。
確かに工場のようにあちこちで作業が進んでいて見てて楽しかった。
「あんまり見てしまうと食べる時の楽しみがなくなってしまうな。」
そう言って調理室を後にした。
調理室の反対にはビルの詰所のように、廊下に小窓がついた部屋があった。
「ここが執事長とメイド長のいる部屋だ。
何か困ったことがあれば、ここにくるといい。
まあ、俺と一緒にいればそんなことは起こらないがな。」
その先は一見行き止まりのように壁に絵画が飾られ、花台に花が生けられていたけれどT字路になっていて左右に廊下が続いていた。
「ここから先は、行ってはいけない。従業員の作業部屋と生活スペースだ。
我々の生活も守られているように、彼らのプライバシーも守られている。」
「わかりました。」
元に戻って二階に上がる。玄関から続くシンデレラでも降りてきそうな広い階段だ。
「いや、客人に調理場の様子を見せたかっただけだ。」
「さようでございますか。では、こちらでご覧ください。」
しばらく王様は眺めていた。
確かに工場のようにあちこちで作業が進んでいて見てて楽しかった。
「あんまり見てしまうと食べる時の楽しみがなくなってしまうな。」
そう言って調理室を後にした。
調理室の反対にはビルの詰所のように、廊下に小窓がついた部屋があった。
「ここが執事長とメイド長のいる部屋だ。
何か困ったことがあれば、ここにくるといい。
まあ、俺と一緒にいればそんなことは起こらないがな。」
その先は一見行き止まりのように壁に絵画が飾られ、花台に花が生けられていたけれどT字路になっていて左右に廊下が続いていた。
「ここから先は、行ってはいけない。従業員の作業部屋と生活スペースだ。
我々の生活も守られているように、彼らのプライバシーも守られている。」
「わかりました。」
元に戻って二階に上がる。玄関から続くシンデレラでも降りてきそうな広い階段だ。