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堕散る(おちる)
第31章 step31 二十五段目…B1階 初仕事
「そろそろ一度クールダウンした方がいい。
特に初めてだから…」
王様が『初めて』を強調して笑いながら言った。
けれども言葉とは裏腹に更に奥にある扉を開けた。
タイル張りの部屋で壁につくようにタイル張りの椅子部分がありそこに腰掛けた。
王様が壁にあるスイッチを押すと、天井から蒸気が噴き出した。
「な、何ですか?これは…」
サウナくらいで驚いていられなかった。
「ミストサウナだよ。霧のサウナ。
ああ、普通のサウナも初めてなら知らないか。
君の初めて2つ目に一緒しちゃったね。」
嬉しそうな王様がもうハルトに見えてしまっていた。
そして、部屋が霧に包まれると、薔薇の香りがした。
「また、薔薇の香りが…」
「君、鼻がいいんだね。そうだよ。薔薇のアロマエッセンスを混ぜてある。」
ワタシはサウナでバスローブの内側にたっぷりと汗をかいていた。
王様が立ち上がり壁に手をのばすと壁面に埋め込むようにして置かれていた冷蔵庫を開ける。
「硬質の水だよ。沢山飲んで沢山汗をかくとデトックス効果があるらしい。」
ペットボトルの水を手渡された。
特に初めてだから…」
王様が『初めて』を強調して笑いながら言った。
けれども言葉とは裏腹に更に奥にある扉を開けた。
タイル張りの部屋で壁につくようにタイル張りの椅子部分がありそこに腰掛けた。
王様が壁にあるスイッチを押すと、天井から蒸気が噴き出した。
「な、何ですか?これは…」
サウナくらいで驚いていられなかった。
「ミストサウナだよ。霧のサウナ。
ああ、普通のサウナも初めてなら知らないか。
君の初めて2つ目に一緒しちゃったね。」
嬉しそうな王様がもうハルトに見えてしまっていた。
そして、部屋が霧に包まれると、薔薇の香りがした。
「また、薔薇の香りが…」
「君、鼻がいいんだね。そうだよ。薔薇のアロマエッセンスを混ぜてある。」
ワタシはサウナでバスローブの内側にたっぷりと汗をかいていた。
王様が立ち上がり壁に手をのばすと壁面に埋め込むようにして置かれていた冷蔵庫を開ける。
「硬質の水だよ。沢山飲んで沢山汗をかくとデトックス効果があるらしい。」
ペットボトルの水を手渡された。