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堕散る(おちる)
第31章 step31 二十五段目…B1階 初仕事
「お前もルリがいないと寂しいんだよな。」
コォッ…
それからぴよちゃんに晩酌の伴をさせ、酒を飲んだが眠くならない。
結局ぴよちゃんが先に寝てしまい、俺もベッドに入ったが、眠れずに起きては酒を飲み、横になってはまた起きてと、朝まで眠れずにいた。
コォッ…コォ…コォッ…
けたたましいぴよちゃんの鳴き声で目覚めた。
とうとうソファーでうたた寝してしまったらしい。
「おはよう、ぴよちゃん、腹が減ったか?」
ぴよちゃんが巣箱に乗るようにして座っていた。
デスクの上に登ったらしく、上にあった書類で山盛りの巣材を作り腰を下ろしていた。
「やったなお前。」
餌箱を置いても巣材から離れない。
「なんだ、ハンストか?」
ぴよちゃんの側に置いてやっても食べなかった。
たまにぷるぷる震えて様子が変だ。
「ぴよちゃん…」
コォッ…
ぷるぷる震えては止まり、またぷるぷる震える。
なんだかこの様子、見たことがある。
俺はぴよちゃんの後ろに回りじっと見ていた。
『ぴよちゃん…頑張れ』
邪魔しないように言葉にせずに励ます。
コォッ…
15分くらいぴよちゃんは頑張っていただろうか。
コォッ…
それからぴよちゃんに晩酌の伴をさせ、酒を飲んだが眠くならない。
結局ぴよちゃんが先に寝てしまい、俺もベッドに入ったが、眠れずに起きては酒を飲み、横になってはまた起きてと、朝まで眠れずにいた。
コォッ…コォ…コォッ…
けたたましいぴよちゃんの鳴き声で目覚めた。
とうとうソファーでうたた寝してしまったらしい。
「おはよう、ぴよちゃん、腹が減ったか?」
ぴよちゃんが巣箱に乗るようにして座っていた。
デスクの上に登ったらしく、上にあった書類で山盛りの巣材を作り腰を下ろしていた。
「やったなお前。」
餌箱を置いても巣材から離れない。
「なんだ、ハンストか?」
ぴよちゃんの側に置いてやっても食べなかった。
たまにぷるぷる震えて様子が変だ。
「ぴよちゃん…」
コォッ…
ぷるぷる震えては止まり、またぷるぷる震える。
なんだかこの様子、見たことがある。
俺はぴよちゃんの後ろに回りじっと見ていた。
『ぴよちゃん…頑張れ』
邪魔しないように言葉にせずに励ます。
コォッ…
15分くらいぴよちゃんは頑張っていただろうか。