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堕散る(おちる)
第31章 step31 二十五段目…B1階 初仕事
電話を終えて、王様はワタシの隣に座る。
何事もなかったかのように…

「あの、なんであんなことをしたんですか?」

ワタシは詰るように王様に言った。

「何で?やりたかったから、
新しいもの好きだから…
彼氏がいる。処女だと言われて、よけいに自分の技量を試したくなったから」

「そんな…
だってワタシには、専用の女性がいるから足りてると…」

「ああ、足りてるよ?別に彼女に特別欲情したわけでもない。
それを基準にするなら、よほど君の方がそそられるね。
ほら…」

王様がそそりたつモノをワタシに見せつけた。
それは力強く脈打ち、先端から蜜をプクリと溢れさせていた。

欲しい…
この時はっきりと言えば…あんなことにはならなかったのに…

「じゃあ、なんで…」

「据え膳食わぬは男の恥…
だけどね、いつも据え膳じゃ、いくら相手が変わっても面白くないんだよ。

男は元々狩猟性質だろ?

甘いものばかりたべたらしょっぱいもの欲しくなるじゃん。」

「それだけの為に彼女の処女が…」

「本当にそうかな?彼女が辞めればそうなるね。
でも、女って凄くずるくてしたたかな生き物なんだよ。
明日が楽しみだね。」
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