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堕散る(おちる)
第9章 step9三段目…視覚(2)
ああ、あいつらに、初っぱなフェラは禁止したけど、触ってダメとは言わなかったな…
でも誰も触れようとしなかった…

自慢のカラダで芸をするだけ…仕事慣れし過ぎて
基本を忘れてんだ…次指導しなきゃ…



考え事をしているのにオレは形成されていた…

ルリは何か不思議なテクを持っているんだろう…

「ハルト…舐めてもいいですか?」

今日は訊くんだな…

「いいよ」

ルリが扱きながらトランクスからオレを出し、口に含む…優しく、そして強く…

なんだろう中毒患者のような目付き?これをいとおしそうにというのか?

何とも言えない視線で直下たつオレを見つめ口に含むのだ…


その様子をルリの視線をみていると…
口に出してもいいか?と訊きたくなる…

ヤバい、イキたくなってきた…


画面に目をやると…もろ、カバンに文具を入れる瞬間の女、
しかも、次に手を伸ばしている

特有の雰囲気とカバンを隠さず、カメラ目線での犯罪。

面倒だな無視するか…


いや、使えるな捕まえるか…

「ルリ、泥棒見つけた…
すぐ連れてくるから、
服整えて勉強してて…」

もう少しでご褒美に預かれそうな筈が放っとかれるルリ…
悪いがそれも計算のうち…

俺はモノをしまい事務所を飛び出した。
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