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堕散る(おちる)
第11章 step11五段目…視覚(4)
後始末をして、ルリをベッドの真ん中まで引き上げる、俺も限界で隣に雪崩れ込むように横になる。

ルリの荒い息遣いが寝息に変わる。
ルリを抱き締めて俺も目を閉じた。



激しいハルトに攻められて、敏感な部分が苦痛を訴える…反射的な拒否も許してくれない。

アタシはベッドに括りつけられてしまう。

もうイキタクナイ…それでも与えられる苦痛。

ハルトが痛みを知らない天国に連れて行くと言うけど、この苦痛から逃して欲しい。

気が狂いそうなほどの苦痛、訳がわからなくなる。どこから変わったのか、アタシはふわふわとした快楽を覚え始めた後、記憶がない…

ふわり…宙に浮くような快感、息苦しくなり、既にハルトがアタシのナカにいるのに気づく…
気持ちいい…全てが気持ちいい…

全身が感電したような強烈な快感…ハルトが達したのが判ると同時に、アタシは真っ暗になった。





ルリの温もりに包まれてどのくらい寝たのだろうか…

夢にうなされることもなく熟睡した。

またほぼ同時に目覚めたようだ。



床から天井まで一面が窓、目覚めると視界は一面真っ青な空。
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