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堕散る(おちる)
第11章 step11五段目…視覚(4)
サナエさんが後ろからリサさんの乳房を揉む。

ン…アゥ…

そんな中でもリサさんは感じて声を出しているのだ。
乳首をひねりながらドレスを引っ張り、

シャキン…シャキン…ハサミが鳴る。

観客が息を呑む瞬間、会場はシーンと静まりかえる。

ジャキッ…ジャキッ

引っ張ったドレスを切る。乳首のすぐ近くにハサミが当たっても、微動だにしないリサさん…
信頼しきれているのだ。

なぜか二人の関係が羨ましく思えた。


無様な切れ端となったドレスは、上半身の一部を覆うだけで、紐一本の下着はお尻を淫らに見せる部品でしかない。

お尻と片胸を丸出しにしてリサさんは練り歩く。

喝采の中、狂った散歩が始まった。

側を通るリサさんから視線を外したけど、彼女の嬉しそうな吐息が耳から離れない。

中央に戻り、サナエさんがリサさんに口づけし乳房を愛でる。

幸せそうなリサさん

アタシは自分が濡れているのを知っていた。

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