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堕散る(おちる)
第16章 step16十段目…二人きりの休日
「ハルト?

マンション…」

「そんなものないよ…
変態男も…」

ニコッと笑い、アタシの手を引くハルト…

そこで爽やかな笑顔をされても…
安堵と騙された怒り…
文句も言えず、ハルトについて行く…

熱いシャワーに包まれる…ぐちゃぐちゃの体も心も洗い流される…

湯船に浸かる…アタシはハルトの足の間に挟まれて、後ろから抱きしめられていた…


「ルリ…リクエストは訊いたつもりだけど…
満足した?」

コクリ…

「目隠しと拘束、
好きなの?」

ブンブン…

「じゃあ何で?」

ハルトは話ながら、アタシの胸で遊んでいる…

「目と手が無くても、ハルトだとわかるか…
ハルトを感じ取れるか…
知りたかったから…」


愛撫というより…
幼児が湯船でオモチャで遊んでいるようだ…

揉んだり、浮かべたり…
好きに弄って遊んでいる…

「で、どうだった?」

「良かったです…」

「見えない分、予測出来ないし、恐怖の中で、強く快感を感じるんだよ

自由にならないと、何をされても仕方ないと、無防備に快感を得ようとするんだよ…

普通で満足出来るか
不安だったの?」

ブンブン…

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