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堕散る(おちる)
第16章 step16十段目…二人きりの休日
それとも、窓のない店、24時間の営業、
一日中灯りの点いた部屋で、客の来ない合間を縫って寝ていた習慣なんだろうか…
眠れないかもしれないことを異常に意識していたハルト、
先に寝て、まだ眠ってるハルトの顔が見たい…
体をよじり覗くが見えない…
ハルトの手が胸やお腹を撫でる。
でも、寝息が聞こえる…
やっぱり子供みたい…
背中から少し離れたので、顔を覗く、やっぱり眠っていた…
ハルトの綺麗な顔が、寝顔だとあどけなくみえて、可愛い。
「………れると、…すぞっ」
聞き取れなかった寝言?のあと、ぎゅぅぅと抱き締められる。
アタシを羽交い締めにしているハルトの手に、自分の手を重ねた。
寝ているのにモゾモゾと動く手が不思議。
ハルトがまた少し離れた…
「る…、はな……」
まだ羽交い締めにされる。
寝言、何て言ってるんだろう。
「る…」が言葉の初めなら、
ルリ、アタシのことを呼んでいると思っていいだろうか…
アタシと別の時のハルトが何をしているのか、全くわからない…
ただ、二人でいるとき、二人きりなのに、ハルトはほとんど「ルリ、…」と呼んでから話し出す。
一日中灯りの点いた部屋で、客の来ない合間を縫って寝ていた習慣なんだろうか…
眠れないかもしれないことを異常に意識していたハルト、
先に寝て、まだ眠ってるハルトの顔が見たい…
体をよじり覗くが見えない…
ハルトの手が胸やお腹を撫でる。
でも、寝息が聞こえる…
やっぱり子供みたい…
背中から少し離れたので、顔を覗く、やっぱり眠っていた…
ハルトの綺麗な顔が、寝顔だとあどけなくみえて、可愛い。
「………れると、…すぞっ」
聞き取れなかった寝言?のあと、ぎゅぅぅと抱き締められる。
アタシを羽交い締めにしているハルトの手に、自分の手を重ねた。
寝ているのにモゾモゾと動く手が不思議。
ハルトがまた少し離れた…
「る…、はな……」
まだ羽交い締めにされる。
寝言、何て言ってるんだろう。
「る…」が言葉の初めなら、
ルリ、アタシのことを呼んでいると思っていいだろうか…
アタシと別の時のハルトが何をしているのか、全くわからない…
ただ、二人でいるとき、二人きりなのに、ハルトはほとんど「ルリ、…」と呼んでから話し出す。