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堕散る(おちる)
第16章 step16十段目…二人きりの休日
夜中に肌寒くて目覚める…
寒い、ルリがいない。
ああ俺、いつの間にか寝てたんだな…

胸の上から転げただけで、ルリは俺の腕の中にいて、俺に背をむけている…

尻を撫でるが反応はない…

「俺が眠るまで起きてるっていったろ?」

………

「離れるから目が覚めちまっただろ?」

…………

横向きに寝ているルリに覆い被さる。

乳房と腹に両手を回し抱き締める。


全く反応がない…

乳房をヤワヤワと揉み、腹を擦る。

温かい…

「無防備でいると犯………」






重たい?温かい…

明るい…

ハルトの腕にくるまれて、背中にハルトがぴったりくっついている…

カーテン、いつも閉めてたはず…

遮られるものがない日差しが部屋に注いでいた。


ハルトの胸の上で寝ていたのに、いつ、こうなったんだろう…

そう、ハルトの家には時計がない…

何時ごろ寝て、今何時かさっぱりわからない。


ハルトの寝息が聞こえる。動いたら起こしてしまいそうで、じっとしている。

暗いと眠れない…
子供みたい。

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