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第5章 step５過去

｢アイツが先に暗黙の了解を破った。
自分の金で遊ぶ父親をなじる。

父親は明け方、家の前で男になだれかかるアイツを引きずってきて、
『そんなに男が欲しいなら、俺が客をとってやる。』

その日から複数の男女がうちに入り浸るようになった。

父親の前で複数の男に抱かれるアイツがヨガル。

アイツの目の前で金を受け渡し、自分の女に払い、アイツの前で抱く。

誰の喘ぎ声か区別つかないほど入り乱れる家…

俺は狂いそうだった。

アイツが何人も同時に相手してさ

もう無理ぃって叫ぶ

可哀想に思うけどさ
色んな男達の体液でドロドロになりながらさ

数分後には、もっともっとって叫ぶんだ…

地獄だと思ったね…

でもそんなの序の口だったんだ。

父親がさ、
俺の体が大人になったのに気付いたんだ。

俺に自分の女の相手をさせて、俺で稼ぐことを思い付いた。

おぞましい部屋に呼ばれ、汚いアイツがヨガリ狂う隣で、俺は、父親の使い古しの女に、好きなように扱われる。

父親やアイツの男達に殴られながら、嫌ってほどしごかれて、女の扱い方を覚えたよ。