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堕散る(おちる)
第20章 step20十四段目…秋
「採寸終わりましたよ。
だいぶ小さいものをお召しになってましたね。」
店員からサイズの書かれたカードを渡される。
「あとでブラジャーのつけ方も説明しますね。
つけ方によって形が悪くなってしまうこともありますから。
ではお着替えが済んだらいらしてください。」
そういって店員は先に出ていく。
ハルトの過去の話は内緒。それだけを忘れないようにして服を着た。
部屋を出ると、ハルトが既に何枚も手に持ちながら、さらに他のものを物色していた。
そして店員にあれこれ相談している。
アタシの方が恥ずかしくて、離れたところで静かにしていた。
「お…ルリ、カードもらっただろ?見せて?」
「えっ…いやです。」
店員はクスクスと笑って、様子を見ていたけど、店にいるだけで目立っているのに、平然としているハルトが恥ずかしい。
「社長、少し女心を勉強されるとよいですよ。
そばに行ってこっそり教えていただいてはいかがでしょう。」
「ああ」
ハルトは素直に答え、選んだものを持ったまま、こちらに向かってきた。
「ねぇ、カード見せて?」
モジモジするアタシの手を引っ張りカードを覗く。
「今までいくつだったの?」
だいぶ小さいものをお召しになってましたね。」
店員からサイズの書かれたカードを渡される。
「あとでブラジャーのつけ方も説明しますね。
つけ方によって形が悪くなってしまうこともありますから。
ではお着替えが済んだらいらしてください。」
そういって店員は先に出ていく。
ハルトの過去の話は内緒。それだけを忘れないようにして服を着た。
部屋を出ると、ハルトが既に何枚も手に持ちながら、さらに他のものを物色していた。
そして店員にあれこれ相談している。
アタシの方が恥ずかしくて、離れたところで静かにしていた。
「お…ルリ、カードもらっただろ?見せて?」
「えっ…いやです。」
店員はクスクスと笑って、様子を見ていたけど、店にいるだけで目立っているのに、平然としているハルトが恥ずかしい。
「社長、少し女心を勉強されるとよいですよ。
そばに行ってこっそり教えていただいてはいかがでしょう。」
「ああ」
ハルトは素直に答え、選んだものを持ったまま、こちらに向かってきた。
「ねぇ、カード見せて?」
モジモジするアタシの手を引っ張りカードを覗く。
「今までいくつだったの?」