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堕散る(おちる)
第20章 step20十四段目…秋
ハルトの髪を指に絡めたり、撫でたりする。

まだ眠りが浅いのか、たまにピクッと全身が震えるので背中を撫でる。

抜け出てしまうのではと思ったのに、離れた手がアタシを探すのと同じで、たまに腰を打ち付けてくる。


不思議…
しばらくはそんなハルトを撫でていたけど、人肌のぬくもりに負けてアタシもいつしか眠っていた。




久しぶりに熟睡した。
朝まで一度も起きることなく眠れた。
さすがに起きた時には繋がっていなかったが、生理現象も助け、すぐにでもという状態だった。

ルリは俺の腕に収まったままで眠っている。
朝といってもまだ5時だが、約束通り繋がっていたい。

うなじにキスしても、起きる気配もない。
背を向けて眠るルリに近づいた。

腰を引き、入り口にあてがう。

ヌプッと吸い込むように切っ先が呑み込まれる。

っふ…んは?
んんぁあ〜

全身が震え、どうやら起こしてしまったようだ。

はっ…ハルト?

「ごめん…外れてたから、しまっただけなんだ…」

ん……んん…

「寝てていいよ。」

っ…んぁ…

寝てて体温が高いのだろう、ナカは凄く温かい。
ゆっくりと舐め回すように動かした。
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