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堕散る(おちる)
第20章 step20十四段目…秋
変な条件付きで散歩に出かけることになった。
ハルトは肘を出して掴まり易くしてくれたり、手を繋いだりしてくれる。
それだけでも幸せだった。
そこには滑り台とシーソーもあった。
ハルトは黙って滑り台を滑る。
人目など気にしない。逆にそれだけ滑りたかったんだと思う。
「なんか小さいね。ルリも滑ろう。」
手を引かれて滑る。
小学生くらいの子供が不思議そうに見ていたが、ハルトは全く気にしてなかった。
シーソーにも乗る。
ハルトの方が重くて、アタシは浮いたままだったが、位置をずらしてバランスの取れる場所まで調節してくれる。
カタン…カコン…
子供のころなんで夢中になって乗ったか、思ったほど懐かしくなかった。
カタン…カコン…
「ねぇルリ、響いて気持ちよくなっちゃうんじゃない?」
「もう…」
突然スイッチの入るハルトを置いて降りる。
ガコンっ…
いてぇ
追いかけてくるハルトより先にブランコに乗った。
「やっぱりブランコが一番楽しいね。」
ハルトが怒っていなかったことに驚いたが、嬉しそうにブランコを漕いでいた。
「そうですね。このふわふわ感が楽しい。」
ハルトは肘を出して掴まり易くしてくれたり、手を繋いだりしてくれる。
それだけでも幸せだった。
そこには滑り台とシーソーもあった。
ハルトは黙って滑り台を滑る。
人目など気にしない。逆にそれだけ滑りたかったんだと思う。
「なんか小さいね。ルリも滑ろう。」
手を引かれて滑る。
小学生くらいの子供が不思議そうに見ていたが、ハルトは全く気にしてなかった。
シーソーにも乗る。
ハルトの方が重くて、アタシは浮いたままだったが、位置をずらしてバランスの取れる場所まで調節してくれる。
カタン…カコン…
子供のころなんで夢中になって乗ったか、思ったほど懐かしくなかった。
カタン…カコン…
「ねぇルリ、響いて気持ちよくなっちゃうんじゃない?」
「もう…」
突然スイッチの入るハルトを置いて降りる。
ガコンっ…
いてぇ
追いかけてくるハルトより先にブランコに乗った。
「やっぱりブランコが一番楽しいね。」
ハルトが怒っていなかったことに驚いたが、嬉しそうにブランコを漕いでいた。
「そうですね。このふわふわ感が楽しい。」