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堕散る(おちる)
第20章 step20十四段目…秋
「ふわふわ?」

ハルトはホットケーキを思い出したのか、また鼻歌を歌いだした。

「楽しいものは皆ふわふわだね。」

「えっ…」

「ブランコ、ホットケーキもオムレツもそれに…」

「それに?」

「ルリのおっぱい…」

「もう、ハルト…そんなことばっか…」

「いいじゃん、ふわふわ好きなんだから…」

ふわふわ…

それって温かさとか柔らかみとかハルトがお母さんから欲しかったものなんじゃないかな…

キュンと胸が痛くなる。


ハルトはそんな様子もなく鼻歌を歌っていた。


「ねぇルリ、かくれんぼしない?」

「へ?」

「あれで…」

公園のあちこちにある隠れ場所になる遊具、動物や木の形をくりぬいた物を指して言う。

先程までいた小学生も怪しい大人に怯えたのか、ボールを持って広場に行ってしまった。

「はい、いいですよ。」

「まずはルリが隠れる番ね。」

ハルトが木に顔をつけ数を数え出す。
アタシは慌てて入れそうなものを見つけて隠れた。

「もうい〜いかい。」

「もういいよ〜」

ジャリ…ジャリ…

ん…ん〜

ハルトが歩き回る音がする。何故かドキドキしていた。
懐かしい。

アタシは急いで入って入口にお尻を向けたまま、狭くて中で方向を変えることが出来なかった。
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