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堕散る(おちる)
第22章 step22十六段目…初冬
腕もキツイし締まるルリのナカであまり持たない。

たっぷり掻き回したあとペースを上げていく。

ぅああ…壊れる…いぃ…いくっ…

「俺もいくよ。」


何とか最奥に解き放った。

ううぅ…

少しだけずらしルリの上になる。

ルリが横を向いて俺の胸に近づいてきた。

体を倒して胸に抱え上げた。


何時が一番いいのか…
イク瞬間より、今、肌を寄せあっているときかもしれない。

温もりを汗を全てを分かち合えるのは、やはりルリだけかもしれない。






微睡みながらルリの気配が消えたのに気づく。

慌ててリビングに行くとキッチンにいた。

野菜を切って鍋に入れるのだと言う。


「本当に子どもみたいに世話のやけるやつだな。」

「美味しく仕上げるためですから…」

そう言ってやけにルリは笑っていた。

「ルリも調理されて凄いことになってるけどね。」


ルリの体は全身あちこちに華が咲いていた。


「ププッ…豹みたい…」


「ハルトがしたのに酷いです。」

ルリはさほど怒ってはいないようだが、頬を膨らませていた。


起きてしまったので風呂に入る。
冬空の夕焼けがリビングを赤く染めていた。
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