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堕散る(おちる)
第22章 step22十六段目…初冬
「おはよ」
どうもハルトがアタシの鼻をつついて起こしていたらしい。
「ん…おはようございます。」
「朝食のメニュー考えてる?」
「パンとシチューにしようと…」
「ふふん…それならできてるから、早く食べて出かけよう。」
「そんなに遠くに出かけるんですか?」
「いや、道が混んだら嫌だから…」
リビングにいくとシチューとスクランブルエッグとサラダが出来ていた。
シチューをよそって席に着く。
「そうだ、ハルト、ハッピーバースデー」
「ん?
ああそうか
ハッピーなんて祝ってもらったことないな
ありがとう…」
ハルトが照れる姿は珍しい。
「いただきます。」
誤魔化すように挨拶して、いそいそと食べ始める。
「シチュー昨日より美味くなってるぞ?」
「そうですね。
冷める間に味が染み込むらしいですよ。」
「へぇ〜」
「ハルト、車で出かけるんですか?」
「ああ、」
「どこに行くんですか?」
「それは内緒。」
どこだろう…
車で出かけるなんて想像つかない。
ハルトの誕生日なのに…
申し訳なくなる。
ハルトの作ったサラダは野菜がぶつ切りだったけど、ちゃんと作ろうとしたことが凄い。
「ハルト普段も作ったらいいですよ。」
「ん…面倒…」
どうもハルトがアタシの鼻をつついて起こしていたらしい。
「ん…おはようございます。」
「朝食のメニュー考えてる?」
「パンとシチューにしようと…」
「ふふん…それならできてるから、早く食べて出かけよう。」
「そんなに遠くに出かけるんですか?」
「いや、道が混んだら嫌だから…」
リビングにいくとシチューとスクランブルエッグとサラダが出来ていた。
シチューをよそって席に着く。
「そうだ、ハルト、ハッピーバースデー」
「ん?
ああそうか
ハッピーなんて祝ってもらったことないな
ありがとう…」
ハルトが照れる姿は珍しい。
「いただきます。」
誤魔化すように挨拶して、いそいそと食べ始める。
「シチュー昨日より美味くなってるぞ?」
「そうですね。
冷める間に味が染み込むらしいですよ。」
「へぇ〜」
「ハルト、車で出かけるんですか?」
「ああ、」
「どこに行くんですか?」
「それは内緒。」
どこだろう…
車で出かけるなんて想像つかない。
ハルトの誕生日なのに…
申し訳なくなる。
ハルトの作ったサラダは野菜がぶつ切りだったけど、ちゃんと作ろうとしたことが凄い。
「ハルト普段も作ったらいいですよ。」
「ん…面倒…」