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堕散る(おちる)
第22章 step22十六段目…初冬
だけど、どのくらい早く起きたんだろう…
全然気づかなかった。
「ハルト、昨日はよく眠れましたか?」
「ああ、ぐっすり寝たから早く目が覚めた。」
どこに行くかわからないけど、クリスマスなんてと言っていたハルトが楽しみにしてくれていたのが嬉しかった。
食後の珈琲は欠かさないようだ。
出かけるなら今渡した方がいいかな…
家出カバンからそれを取り出した。
「おっ…家出グッズが出てきたな…」
「ふふ、ハルト、お誕生日おめでとうございます。」
アタシは一生懸命ラッピングした包みを渡す。
「バースデープレゼント?」
「そうです。良かったら使って下さい。」
手作りのものを人にプレゼントしたことがない。
気に入ってもらえるか心配になる。
「今開けていいの?」
「はい、是非…」
ハルトがリボンをほどき包みを開いていく。
嬉しそうにしてるけど、アタシの方が緊張してくる。
ハルトがメッセージカードを取り出した。
「ああ…それはだめ」
「なんで?もう俺のモンでしょ?」
「恥ずかしいから後でお願いします。」
たまにはルリの言うことを聞いてやるか…
俺は中を見ないでキッチンのカウンターに置いた。
全然気づかなかった。
「ハルト、昨日はよく眠れましたか?」
「ああ、ぐっすり寝たから早く目が覚めた。」
どこに行くかわからないけど、クリスマスなんてと言っていたハルトが楽しみにしてくれていたのが嬉しかった。
食後の珈琲は欠かさないようだ。
出かけるなら今渡した方がいいかな…
家出カバンからそれを取り出した。
「おっ…家出グッズが出てきたな…」
「ふふ、ハルト、お誕生日おめでとうございます。」
アタシは一生懸命ラッピングした包みを渡す。
「バースデープレゼント?」
「そうです。良かったら使って下さい。」
手作りのものを人にプレゼントしたことがない。
気に入ってもらえるか心配になる。
「今開けていいの?」
「はい、是非…」
ハルトがリボンをほどき包みを開いていく。
嬉しそうにしてるけど、アタシの方が緊張してくる。
ハルトがメッセージカードを取り出した。
「ああ…それはだめ」
「なんで?もう俺のモンでしょ?」
「恥ずかしいから後でお願いします。」
たまにはルリの言うことを聞いてやるか…
俺は中を見ないでキッチンのカウンターに置いた。