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堕散る(おちる)
第22章 step22十六段目…初冬
「そんなことよりルリ、すげえ綺麗、海真っ赤。」

「今日も夕焼けですね。」

赤く染まった空と海、太陽が海面でキラキラ光っていた。

「結構船いるんだね。」

「そうですね。」

「富士山も見える。」

「さっき登ったタワーも…」

「うちのマンション見えるかな…」

「さすがに無理じゃないですか…」

ゆっくり歩いて何か見つけては話す。

でも人が多くて望遠鏡などは使えなかった。

「ちっ、大分減らしたのになぁ…」

「でもちゃんと見えましたよ?」

「うん、そだな。」

とんでもない嘘をつくハルトには驚いたけど、
目的のためになんでもする。ハルトには単純なことなのかもしれない。

誕生日にケーキを作ろうと思ったけど、今日は無理かな…

「ルリ、もう戻ってよい?」

「車にですか?」

「いや、部屋に」

「はい?」

「今日泊まるから」

「へ?」

「一回荷物置きに行こう。」

「ねぇここのホテルの最上階って何階下?」

「あ、多分一階下です。」

「さっきのエレベーターは直通だったけど、降りる階段は?」

「宿泊のお客様は一度フロントへお願いします。」

「それって一度降りるってこと?」

「恐れ入りますがそのようになります。」
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