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堕散る(おちる)
第22章 step22十六段目…初冬
「さっきのエレベーターより面白いよね。」
「展望台にいらっしゃったのですか?」
「ああ…」
「こちらはお泊まりいただくお客様用ですから、定員も少ないですし、
スピードが出ない分景色を楽しんでいただくようになってますので…」
「ああ…」
ハルトは生返事でガラスに張り付いている。
上がっていく分、アタシの緊張も増していく。
ハルトが後ろから肩を抱いて、アタシの頭に顎を乗せてきた。
ポーン…
ベルボーイに案内されて部屋へいく。
「こちらが、海側の一番景色のよい角のスイートルームになります。
ウェルカムドリンクのご用意がありますのでいつでもお声かけください。」
ドアを開けアタシたちが入ると、会釈してベルボーイが去っていった。
「うわぁ…」
「すげえな…」
部屋の中央に大きなクリスマスツリーが飾られていた。
「ハルト隣に立ってください。」
「ん?」
「ハルトより高い。ハルト身長どのくらいですか?」
「180?
ルリ、手を伸ばしてごらん。」
ハルトがツリーの向こう側から手を伸ばすが、ハルトの手が届かない。
「ルリは身長いくつ?」
「155」
「じゃあ、たぶん周囲4メートルくらいあるな。」
「展望台にいらっしゃったのですか?」
「ああ…」
「こちらはお泊まりいただくお客様用ですから、定員も少ないですし、
スピードが出ない分景色を楽しんでいただくようになってますので…」
「ああ…」
ハルトは生返事でガラスに張り付いている。
上がっていく分、アタシの緊張も増していく。
ハルトが後ろから肩を抱いて、アタシの頭に顎を乗せてきた。
ポーン…
ベルボーイに案内されて部屋へいく。
「こちらが、海側の一番景色のよい角のスイートルームになります。
ウェルカムドリンクのご用意がありますのでいつでもお声かけください。」
ドアを開けアタシたちが入ると、会釈してベルボーイが去っていった。
「うわぁ…」
「すげえな…」
部屋の中央に大きなクリスマスツリーが飾られていた。
「ハルト隣に立ってください。」
「ん?」
「ハルトより高い。ハルト身長どのくらいですか?」
「180?
ルリ、手を伸ばしてごらん。」
ハルトがツリーの向こう側から手を伸ばすが、ハルトの手が届かない。
「ルリは身長いくつ?」
「155」
「じゃあ、たぶん周囲4メートルくらいあるな。」