この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
堕散る(おちる)
第24章 step24十八段目…春
電車の中で訊いても教えてくれなかった。

「ただいま〜ルリは珈琲淹れて、片付けしてて…」

ハルトは寝室に行ってしまう。ドアまで閉じて、何だかこそこそしていた。


「珈琲入りましたよ。」

ハルトはドアを閉めて出てきた。

珈琲を飲む。カメラを持っていけば良かったとハルトは言う。


「だいぶお預け食らったからな…」

抱きかかえられて寝室に行く。

「ハルト、歩けるし降ろして…」

言っても聞いてもらえない。

「うわぁ…夜桜みたい。」

「夜桜かぁ…そうだね。」


黒いシルクのシーツに集めた桜の花びらがちりばめられていた。

「ゼリーやお弁当も綺麗だけど、こっちは本物だから。」

この為に、ずっと集めていたんだ。

「もしかして、大きなシートも花びらを集めるため?」

「そうだよ。」

「綺麗です。」

「もっと綺麗にしてあげる。」


ボンっ…

ベッドに落とされる。
反動で桜が舞い上がる。
遅れてひらひらと桜の雨が降る。

「本当は、本物の桜の樹の下で抱きたかったんだけどな。綺麗だよ。」

ハルトを見上げと、ドスン…ハルトが覆い被さってきて、また花が舞い上がる。
花がハルトの髪や肩に乗る。
/1415ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ