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背後偏愛サロン
第5章 貢ぎ
 愛海は瞳に溜まっていた涙を頬に流し、肩と胸をよじらせながら身体を痙攣させ、あごを上向きにして水揚げされた魚のようにかくっ、かくっ……と跳ねている。
 愛海を突いているオスの足の揺れが止まった。
 その足はかすかに、ヒクッ、ヒクッと震えている。

 詩織の目に――ふくれ上がった肉棒の先端から、それ自体が生き物のような粘体が、逃げ場のない愛海の腹の奥底に解き放たれていくのが――見えた。
 詩織は、腰を突き出して尻をくねらせた。
 後ろのオスは、ひたすら尻をかすかに撫で続けているだけだ。

 ――いやだ……
 ――早く……
 ――私も欲しい……!
 ――お願い……!
 愛海の目はうつろになり、口をぱくぱくさせている。

 突然、詩織の背骨から脳の芯まで一気に稲妻のような衝撃が走り抜けた。
 子宮の入口に、情欲の力で破裂しそうなほど固くなった肉の棒が突き刺さっている。
 「か……はっ……」
 詩織は声にならない大声をあげた。
 自分の身体より大きな塊に貫かれ、全身が引き裂かれたかのように感じた。
 ひと突きされるごとに、全身の骨という骨が離れて、また元通りにくっつくような感覚が襲ってくる。
 「あ……ああっ……!」
 声が、抑えられない。

 愛海を貪っていたオスの足が離れていった。
 そして、別の二本のオスの足が見えた。
 さらにもう一人、愛海の後ろにオスがやってきたのだ。

 愛海のスカートの間から、白い雫がポタッ、ポタッ……と落ちて彼女のショーツの真ん中に溜まっている。
 新たなオスは後ろから荒々しく愛海の腰をつかみ、尻に股間を押し付けた。
 再び、愛海の身体が大きく揺れ出す。
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