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人魚男子。
第1章 アンダー・ザ・シー
海の底に、人魚たちの暮らす楽園があります。
きらきらと射し込む太陽の光、人間に捕獲される恐れもなく、のびのびと泳ぎ回る色とりどりの魚たち。
人魚の国には、外からは入ってこられないし、好奇心旺盛な人間たちにも見えないのです。
だから人魚たちも、気心許せる仲間たちと毎日楽しく暮らしていました。
「フィリー、通販で買ったエロDVD届いたから、いっしょに見ようぜー!」
「マジ? 行く行く、おまえんちのテレビでかくて最高だよな!」
ちなみに人魚の国には、男しかいません。難しいことは考えていない、おおらかな、悪く言えば小学生男子みたいな性格の国民性です。
しかもその上、人魚たちはみな同性愛者なので、上の彼が持ってるDVDはゲイ向けのやつでしょう。子どもは魔法使い人魚が水晶の中で育てています。だから彼らはみな兄弟、でもあるのです。
きらきらと射し込む太陽の光、人間に捕獲される恐れもなく、のびのびと泳ぎ回る色とりどりの魚たち。
人魚の国には、外からは入ってこられないし、好奇心旺盛な人間たちにも見えないのです。
だから人魚たちも、気心許せる仲間たちと毎日楽しく暮らしていました。
「フィリー、通販で買ったエロDVD届いたから、いっしょに見ようぜー!」
「マジ? 行く行く、おまえんちのテレビでかくて最高だよな!」
ちなみに人魚の国には、男しかいません。難しいことは考えていない、おおらかな、悪く言えば小学生男子みたいな性格の国民性です。
しかもその上、人魚たちはみな同性愛者なので、上の彼が持ってるDVDはゲイ向けのやつでしょう。子どもは魔法使い人魚が水晶の中で育てています。だから彼らはみな兄弟、でもあるのです。