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その瞳に…
第17章 熱
「あの!でも、シャワー浴びたから大丈夫です」

「駄目だよ。ちゃんとしないと、炎症でも起こしたら大変だ。ほら、背中見せて」

大河の説得に舞奈は背を向け、少しだけ服を捲る。

「…少し、染みるかもしれないよ」

舞奈が、コクンと頷くのを確認すると、大河は消毒液を着けたコットンを傷に優しくあて、手当てする。

「さ、次は足を出して」

背中に絆創膏を張られ、服を戻した舞奈は、またえっ!?と驚く。

「どうしたの?」

その問いに、舞奈は顔を赤くしモジモジしながら答える。

「だって…ズボン脱がなきゃいけないんです、よね?」

いまさら、何故躊躇うのかと、大河は一瞬思ったがここがリビングだと言うことに気が付く。

「大丈夫だよ。本当に消毒するだけだから。……それとも」

大河は舞奈の耳元に口を寄せ、低く囁いた。

「ここでいけない事をしてほしいのかい?」

その声に、舞奈は全身がゾクゾクっと反応し、熱を帯びるのを感じたが、ブンブンと顔を横に降り、拒否する。

舞奈の反応がおもしろいのか、大河はクスクスと小さく耐えながら笑う。

「本当に君は可愛いね。…ほら、足出して」

大河にからかわれた事に、舞奈は悔しさを感じるが今度は素直にズボンを脱いだ。

大河は何も言わず、傷の処置をし、

「さ、これで終わりだ」

と、声をかける。

舞奈がズボンを履いている間に、大河は買って来た食事を出し初めていた。

「食欲がどうかわからなくて、色々買ってきたんだが…」

そう言いながら、サンドウィッチ・ゼリー・パスタサラダを並べる。

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