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その瞳に…
第25章 初めての訪問
それならしょうがないか、と舞奈は大河の前に座る。
「先生。お仕事残ってます?」
舞奈が前に座った事により、大河はまたパソコンの蓋をあけ、作業を続ける。
「そうだね、あと一時間位で終わるけれど・・・構ってほしい?」
その言葉に、舞奈はブンブンと横に顔を振る。
流石に仕事の邪魔をしてまで、大河に構って欲しいとは言えない。
変わりに、舞奈は鞄から数学の教科書とノートを取り出した。
「ここで、宿題しても良いですか」
今日大変な事があっても、舞奈の本業は勉学に勤しむ事だ。
大河と付き合い始めてから、更に勉強に力を入れてる舞奈は、宿題も忘れずに提出している。
「大丈夫だよ。数学なら、解らない所があれば教えてあげられるしね」
舞奈は、大河の許可を貰い、教科書を開き、指定されている範囲をやり始めた。
部屋には、時折外から聞こえる車の音、大河のキーボードを打つ音と、舞奈がめくるノートの音が響く。
二人は、静かにお互いの作業に集中した。
「僕の方は終了したけれど、舞奈は?」
仕事が終わったのか、大河はパソコンの電源を落とし、蓋をする。
舞奈は、問題に梃子摺っているのか、もう少しです・・・と呟く。
「どこがわからないの?」
大河は席を立ち、舞奈の横に座り、体を寄せてノートを覗き込む。
舞奈はそんな何てことない大河の行動に、ドキっとする。
何度も体を重ねて、触れ合う事は慣れているはずなのに、何故か宿題を見てもらう事に緊張する。
舞奈は、なんとか緊張をごまかしならが、ここです、と教科書を大河に寄せる。
「ああ、これはこのXの座標を求めているものだから・・・」
と、大河は説明を始める。
「先生。お仕事残ってます?」
舞奈が前に座った事により、大河はまたパソコンの蓋をあけ、作業を続ける。
「そうだね、あと一時間位で終わるけれど・・・構ってほしい?」
その言葉に、舞奈はブンブンと横に顔を振る。
流石に仕事の邪魔をしてまで、大河に構って欲しいとは言えない。
変わりに、舞奈は鞄から数学の教科書とノートを取り出した。
「ここで、宿題しても良いですか」
今日大変な事があっても、舞奈の本業は勉学に勤しむ事だ。
大河と付き合い始めてから、更に勉強に力を入れてる舞奈は、宿題も忘れずに提出している。
「大丈夫だよ。数学なら、解らない所があれば教えてあげられるしね」
舞奈は、大河の許可を貰い、教科書を開き、指定されている範囲をやり始めた。
部屋には、時折外から聞こえる車の音、大河のキーボードを打つ音と、舞奈がめくるノートの音が響く。
二人は、静かにお互いの作業に集中した。
「僕の方は終了したけれど、舞奈は?」
仕事が終わったのか、大河はパソコンの電源を落とし、蓋をする。
舞奈は、問題に梃子摺っているのか、もう少しです・・・と呟く。
「どこがわからないの?」
大河は席を立ち、舞奈の横に座り、体を寄せてノートを覗き込む。
舞奈はそんな何てことない大河の行動に、ドキっとする。
何度も体を重ねて、触れ合う事は慣れているはずなのに、何故か宿題を見てもらう事に緊張する。
舞奈は、なんとか緊張をごまかしならが、ここです、と教科書を大河に寄せる。
「ああ、これはこのXの座標を求めているものだから・・・」
と、大河は説明を始める。