この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
その瞳に…
第25章 初めての訪問
「僕はね、今まで人を好きになった事がなかったんだ。恋人と言っても、彼女達から告白されて、なんとなく付き合い始めただけだった」
大河は、舞奈の肩に顔を埋め、ぎゅっと力強く抱きしめながら、ゆっくりと過去を思い出す様に話し始めた。
「前にも話したと思うけれど、僕は彼女達を抱いても心が一切満たされなかった。それは、きっと自分の性癖のせいだと思った事もあったよ」
大河の話す過去に、舞奈は緊張しドクンドクンと心臓を高ぶらせながらも、しっかりと耳を傾けた。
「けれども、僕の本性を知らず、見てくれの僕に近寄ってきた彼女達に、自分の性癖をぶつける事すら煩わしくてね。ただ彼女達が望む、優しい僕のまま普通のセックスしかしなかったもんだから、長続きする事はなかったね」
クスリと大河は自嘲気味に笑いを漏らす。
「彼女がいない間も、体だけの女性は何人かいた。その時は誘われたから、僕もまぁ、溜まっていた性欲を吐き出す感じで、答えてはいたんだ。その中に何人かはアブノーマルのセックスを求めてくる子達もいた。エゴイストのマスターに紹介してもらった子達もそうなんだけれど、ある程度そういった行為をしてもやっぱり満足する事はなかったんだ」
大河は黙って話を聞く舞奈を、ぎゅっと抱きしめる。
「流石に・・・引いた?」
その言葉に、舞奈はフルフルと首を振り否定する。
「引いたりなんかしてません。ただ・・・」
舞奈はプクっと頬を膨らませて、大河に背を向けたまま不機嫌そうな声を漏らす。
「私、思ったよりも焼きもちやきだったみたいです。どんな抱かれ方にしろ、先生に抱いてもらった人達に嫉妬してます・・・自分から聞きたいって言っておいて、勝手なのはわかってますけど!」
大河は、舞奈の肩に顔を埋め、ぎゅっと力強く抱きしめながら、ゆっくりと過去を思い出す様に話し始めた。
「前にも話したと思うけれど、僕は彼女達を抱いても心が一切満たされなかった。それは、きっと自分の性癖のせいだと思った事もあったよ」
大河の話す過去に、舞奈は緊張しドクンドクンと心臓を高ぶらせながらも、しっかりと耳を傾けた。
「けれども、僕の本性を知らず、見てくれの僕に近寄ってきた彼女達に、自分の性癖をぶつける事すら煩わしくてね。ただ彼女達が望む、優しい僕のまま普通のセックスしかしなかったもんだから、長続きする事はなかったね」
クスリと大河は自嘲気味に笑いを漏らす。
「彼女がいない間も、体だけの女性は何人かいた。その時は誘われたから、僕もまぁ、溜まっていた性欲を吐き出す感じで、答えてはいたんだ。その中に何人かはアブノーマルのセックスを求めてくる子達もいた。エゴイストのマスターに紹介してもらった子達もそうなんだけれど、ある程度そういった行為をしてもやっぱり満足する事はなかったんだ」
大河は黙って話を聞く舞奈を、ぎゅっと抱きしめる。
「流石に・・・引いた?」
その言葉に、舞奈はフルフルと首を振り否定する。
「引いたりなんかしてません。ただ・・・」
舞奈はプクっと頬を膨らませて、大河に背を向けたまま不機嫌そうな声を漏らす。
「私、思ったよりも焼きもちやきだったみたいです。どんな抱かれ方にしろ、先生に抱いてもらった人達に嫉妬してます・・・自分から聞きたいって言っておいて、勝手なのはわかってますけど!」