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その瞳に…
第7章 二度目の経験
暖かいシャワーをあび、体の血液がめぐる感覚に舞奈はほっと安心する。

ゆっくりと髪や体を洗い、体をしっかり暖めるとあそこはまだヒリヒリするが、ふつうに歩ける様になる。

体を拭きバスローブを羽織り、髪は大河を起こさない為にドライヤーは使わずタオルでまとめる。

バスルームからそーっとベッドを覗き、大河がまだ寝ているのを確認する。
喉が乾いた為、無料のミネラルウォーターを取りだし、ゆっくりと味わうと、カラカラだった体に心地よく染み込んだ。

舞奈はベッドに戻り、寝ている大河の横に静かに座る。

ゆっくりと静かに呼吸をし、穏やかに眠る大河に舞奈の胸は愛しさで一杯になる。

(寝顔、凄く可愛い)

起こさないように、そっと癖のある髪を撫でる。
舞奈はそーっと、額にキスをし、

「先生、大好き…」

呟きながら頬に唇を近づける。が。

「っ!!」

逆に頭を掴まれ、大河に深くキスをされる。

「ン…ふぁ…先生!!起きてたんですか!?」

なんとか顔を話し、大河を見つめる。
大河は優しい微笑み、

「君がシャワーを浴びてる時にね」

と、答る。

「寝たふりをしたら、どんな反応するか試してたけれど、まさか襲われるとは思わなかったよ」

大河は起き上がり、眼鏡つけ笑う。
その笑いは先程の優しい微笑みではなく、意地悪な微笑みだった。

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