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その瞳に…
第9章 いつもの学校
化学室は本校舎とは少し離れた別館にあり、舞奈の教室からは異動だけで3・4分はかかる。
休み時間で生徒が溢れ変える廊下を、二人は無言で歩いた。
渡り廊下を通り、別館に入ると、本校舎とは違い、しん…と静まりかえっている。
パタパタと二人の足音が廊下に響く。
今声を発したら、本校舎までは聞こえてしまうのではないかと、舞奈は声をかけたい気持ちで一杯だったが、キュッと口をつぐんだ。
化学室につき、大河は準備室へ向かう。
「準備室にある資料とプリントを運んで貰えますか?」
「あ、はい」
舞奈は大河について、準備室に入る。
準備室には、実験で使われる道具や薬品が揃っているため、常に遮光カーテンが引かれ、薄暗い。
舞奈は電気を付けようとスイッチを探す為、手を伸ばす。
「あっ――」
その手をグイと引かれ、大河に強引にキスされる。
突然ねじ込まれた舌の感触に、舞奈は一瞬驚いたが直ぐにそれを受け入れた。
「―――っは…」
1分程のキス。
もっとしていたいが、授業が始まる時間が近づいているため、二人は口を離す。
「せんせぇ、会いたかった」
「僕もだよ」
大河はチュっと舞奈の軽くキスをする。
「もっと舞奈を味わいたいけど、授業が始まってしまうから行こうか」
舞奈自身も物足りなさはあったが、はい、と頷き舞奈はプリントを持つ。
休み時間で生徒が溢れ変える廊下を、二人は無言で歩いた。
渡り廊下を通り、別館に入ると、本校舎とは違い、しん…と静まりかえっている。
パタパタと二人の足音が廊下に響く。
今声を発したら、本校舎までは聞こえてしまうのではないかと、舞奈は声をかけたい気持ちで一杯だったが、キュッと口をつぐんだ。
化学室につき、大河は準備室へ向かう。
「準備室にある資料とプリントを運んで貰えますか?」
「あ、はい」
舞奈は大河について、準備室に入る。
準備室には、実験で使われる道具や薬品が揃っているため、常に遮光カーテンが引かれ、薄暗い。
舞奈は電気を付けようとスイッチを探す為、手を伸ばす。
「あっ――」
その手をグイと引かれ、大河に強引にキスされる。
突然ねじ込まれた舌の感触に、舞奈は一瞬驚いたが直ぐにそれを受け入れた。
「―――っは…」
1分程のキス。
もっとしていたいが、授業が始まる時間が近づいているため、二人は口を離す。
「せんせぇ、会いたかった」
「僕もだよ」
大河はチュっと舞奈の軽くキスをする。
「もっと舞奈を味わいたいけど、授業が始まってしまうから行こうか」
舞奈自身も物足りなさはあったが、はい、と頷き舞奈はプリントを持つ。