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その瞳に…
第9章 いつもの学校
日曜の朝、舞奈はいつもの以上に寝起きが良かった。

土曜は、入念に体の手入れをし、早目に就寝した。

起きてシャワーを浴び、目にクマなど出来てないか確認する。

下着は一番お気に入りのを着けた。

(…夏のバイト代あるから、今度もうちょい大人っぽいの買おうかな…)

お気に入りとは言え、薄ピンク色の布地に、少し濃い目のピンクのレースがついているだけ。

舞奈は、もうちょっと色気が欲しい…そう思った。

服は前日に時間をかけて選んだ。前回の服があまりにもラフ過ぎた為、今回は可愛い目の服を選んだ。

胸元にリボンと、スカートの裾にフリルが付いたミニのシフォン系ワンピース。
半袖の為、上にはニットのカーディガンを羽織る。

時刻は9:30。

(よし!)

少し早いが舞奈は気合いを入れ、家を出た。

ゆっくり歩けば、10分程かかる神社も今日は嬉しさのあまり、ついはや歩きになる。

本当は駆け出したいが、大河に会う前に汗だくになるのが嫌な為、ロングブーツのヒールを鳴らしながら、足早に神社へ向かった。

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