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その瞳に…
第12章 誓い
「ご予約頂いたお部屋は一般の物と伺っておりますが、成滝が駄目だと仰いまして、スイートをご用意させて頂きました」
「あいつ…」
女性の言葉に、大河は頭を抱える。
女性はクスリと笑いながらも、話しを続けた。
「それだけ、彼は山村様に連絡頂いたのが嬉しかったんです。本当なら、お金もいらないと叫んでたのですが…」
「嫌、それは流石に…」
「そう言うと思いまして、成滝から伝言を預かっております」
大きな扉の前で女性は立ち止まり、クルリと大河達に向き直る。
「『一般料金の友人割引で、50%OFF!これ以上はどんな部屋でも君からは貰わない。それでも嫌なら、利用させないから!』との事です。ご理解戴けませんと、ホテルから追い出せ、とも言われております」
表情を変えずに話す女性に、舞奈はつい笑いそうになった。
(って言うか、成滝さんどれだけ先生の事好きなの…)
笑いを堪える為、ついしがみついていた腕に力がこもる。
大河はそんな舞奈をジロっと睨みながら諌め、苦笑する。
「解りました。ご厚意に甘えます」
女性はニッコリと微笑み、鍵をあけ、扉を開く。
「こちらはオートロックになっております。では、どうぞごゆっくり…」
二人が部屋に入ると、女性は扉を閉めた。
「あいつ…」
女性の言葉に、大河は頭を抱える。
女性はクスリと笑いながらも、話しを続けた。
「それだけ、彼は山村様に連絡頂いたのが嬉しかったんです。本当なら、お金もいらないと叫んでたのですが…」
「嫌、それは流石に…」
「そう言うと思いまして、成滝から伝言を預かっております」
大きな扉の前で女性は立ち止まり、クルリと大河達に向き直る。
「『一般料金の友人割引で、50%OFF!これ以上はどんな部屋でも君からは貰わない。それでも嫌なら、利用させないから!』との事です。ご理解戴けませんと、ホテルから追い出せ、とも言われております」
表情を変えずに話す女性に、舞奈はつい笑いそうになった。
(って言うか、成滝さんどれだけ先生の事好きなの…)
笑いを堪える為、ついしがみついていた腕に力がこもる。
大河はそんな舞奈をジロっと睨みながら諌め、苦笑する。
「解りました。ご厚意に甘えます」
女性はニッコリと微笑み、鍵をあけ、扉を開く。
「こちらはオートロックになっております。では、どうぞごゆっくり…」
二人が部屋に入ると、女性は扉を閉めた。