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優しい彼の悪魔の顔
第3章 お仕置き
「あれー?だめだよ、ミコ。イッちゃったね」

「はぁ、はぁ、んんっ」

いやだ、どうしよう。
たった一瞬、気を抜いてただけで…。

じわっと涙が浮かんだ。

「あーあ、残りの5分でたっぷり楽しもうと思ったのに、ミコ早すぎ」


リョーは本当に残念そうにしながらローターのスイッチを切った。

「んー、どうしようかなぁ」

ミコは恥ずかしくて、顔を背けたまま動けなかった。



こんな機械にあっという間に絶頂に持っていかれた。
しかも体はその余韻を残して、もう収まったはずの振動がまだ残っているかのように疼いている。




すると突然リョーがおもむろに立ち上がり、またあの棚を開けた。


「リョー?」


次は何をされるの?
もし耐えられなかったらお仕置きって言ってた。
これ以上の?

恐怖でミコは体が震えた。

ローターに遊ばれた体は重く、拘束の意味ももうないかのように動く元気はない。


けれど、リョーは棚から新しい道具を取り出した。






「ミコ、俺はさっきから選ばせてあげてるじゃん?だからまた選ばせてあげるよ」


リョーはそう言うとミコが見たことがないものを取り出した。


「これ、知ってる?」

ミコは純粋にわからずに首を振る。
先端が丸くなった、長い機械。

「あ、知らないんだ。最近じゃラブホにもあるのにね。電マって言うんだよ。これローターの何倍の威力もあるらしくて、ミコなら一瞬でイクんじゃないかな」
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