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優しい彼の悪魔の顔
第6章 ドライブ
沈黙。
車が進み出してもリョーは何も話さない。
ミコは自分が拒否したとはいえ、この空気に耐えられなかった。
それに。
リョーに言われるまでもなかった。
体は素直に昨夜の快感を再び得ようとしているのか、自分が自分ではないみたいにむずむずするのがわかる。
でも、リョーはまっすぐ前を見たまま、ミコなどいないかのように運転に集中している。
ついに我慢ができなくなって、ミコは口を開いた。
「リョー?あの、怒ってるの?」
「なんで?」
「だって、黙ってるから」
「そんなことないよ」
そう言いながらも、リョーはまたしても口を閉ざす。
ミコは重い空気のまま、その場をやりきるしかできない。
10分ほどたってようやく、リョーは口を開いた。
「車でも面白いかと思ったんだけど。どうせならいっぱい楽しみたいからね。だから、今日はここでしようか」
俯いていた顔をあげたミコが見たのは、ある建物の前。
「ホテルだったら、ミコも昨日みたいに思う存分ヨガれるしね」
気がつくとそこは、ネオンの輝くホテルの前だった。
車が進み出してもリョーは何も話さない。
ミコは自分が拒否したとはいえ、この空気に耐えられなかった。
それに。
リョーに言われるまでもなかった。
体は素直に昨夜の快感を再び得ようとしているのか、自分が自分ではないみたいにむずむずするのがわかる。
でも、リョーはまっすぐ前を見たまま、ミコなどいないかのように運転に集中している。
ついに我慢ができなくなって、ミコは口を開いた。
「リョー?あの、怒ってるの?」
「なんで?」
「だって、黙ってるから」
「そんなことないよ」
そう言いながらも、リョーはまたしても口を閉ざす。
ミコは重い空気のまま、その場をやりきるしかできない。
10分ほどたってようやく、リョーは口を開いた。
「車でも面白いかと思ったんだけど。どうせならいっぱい楽しみたいからね。だから、今日はここでしようか」
俯いていた顔をあげたミコが見たのは、ある建物の前。
「ホテルだったら、ミコも昨日みたいに思う存分ヨガれるしね」
気がつくとそこは、ネオンの輝くホテルの前だった。