この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
優しい彼の悪魔の顔
第2章 彼の部屋
待たないよ。

そう言いながらもリョーはミコから離れると、自分のグラスを手に取り、お酒を飲み干す。

ミコは少し乱れた服を戻すと、リョーから少し離れるようにソファーの隅へ動いた。


どうしよう、なんだったんだろう。
リョーはまたいつも通り。
でも、さっきのはなに?

ていうか、なんで普通なの?


ミコは動揺しながら、隣のリョーを見る。


さっきのことなんて何もなかったかのように、新しいお酒を自分のグラスに注いでいる。

「ん?どうかした?」
「あ、別に、どうも、しない」

あまりにも普通のリョーに、ミコはつい答えた。
すると。





「ふーん、どうもしないんだ。じゃあ、続きしよ」
「えっ」



ミコが身構えようと思った瞬間には、リョーの唇がミコの唇に重なる。


あ、ビールの味。
一瞬、ミコは我を忘れてリョーを受け入れる。
SEXはしないって言ってたし、キスだけ?
お酒のせいかな、なんかキスくらいならいい気がしてきた。
それに、リョーが私を女として、ちょっとは見てくれてるってこと?


リョーは左腕でミコの肩を抱いた。
ミコは、抵抗しない。


それを確認すると空いたほうの右手がミコの体に伸びる。






「や、だめ」
「んー?なにー?」
「なにって、手!」


ミコはリョーの右手を必死にどけようとするが、男の力にはかなわない。

リョーの右手はミコの抵抗を拒みながら、ブラウスの上から柔らか胸を揉んで行く。

「リョー、やめてってば…」

体をよじって逃げようとするミコの体を左腕がとどめる。

「だめだよ、ミコ。大丈夫、SEXはしないよって言ったでしょ?でも、あんまり暴れるならわかんないよ?」

ミコは、あまりにもいつもと違うリョーの態度に反応できずにいる。

どうしよう、どうしたらいいの?
リョーのことは好き。
でも、こんなのは、イヤ。


ミコはまたしても触ろうとするリョーの手から逃げようと必死に力を入れる。



「んー、困ったなぁ、ミコちゃん。じっとしてくれないんだから」



そう言うと、リョーはミコの体を抱きかかえた。
/107ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ