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優しい彼の悪魔の顔
第9章 視線
車が走り出すと、リョーは上機嫌におしゃべりを始める。
さっき、一瞬怒ってるのかと思った。
リョーの横顔をみながら、ミコは思った。
ピリッとした空気が漂っていたのは、勘違いみたいだった。
「ね、どこに向かってるの?」
「ん?俺の家」
「え、なんで…」
「んー、ミコとゆっくりしたくて」
ちょうど信号が赤になり、車がとまる。
すると、リョーは左手を伸ばし、ミコの頭にポンポン、と手を置く。
「な、なに?」
「いや、かわいいなぁ、と思って」
一瞬で頬が上気するのがわかる。
リョーはニヤッと笑うと、車を進め出した。
ミコは、ドキドキしたまま、ギュッと足を閉じる。
リョーの部屋に、2人きり。
また、きっと…。
さっき、一瞬怒ってるのかと思った。
リョーの横顔をみながら、ミコは思った。
ピリッとした空気が漂っていたのは、勘違いみたいだった。
「ね、どこに向かってるの?」
「ん?俺の家」
「え、なんで…」
「んー、ミコとゆっくりしたくて」
ちょうど信号が赤になり、車がとまる。
すると、リョーは左手を伸ばし、ミコの頭にポンポン、と手を置く。
「な、なに?」
「いや、かわいいなぁ、と思って」
一瞬で頬が上気するのがわかる。
リョーはニヤッと笑うと、車を進め出した。
ミコは、ドキドキしたまま、ギュッと足を閉じる。
リョーの部屋に、2人きり。
また、きっと…。