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優しい彼の悪魔の顔
第11章 帰り道
「はは、もしかしていっちゃいそうだった?」

リョーはスカートから手を抜き、濡れた指でミコの太ももを撫でながら聞く。

涙目のミコは少し荒くなった息をなんとか整えながら、リョーを見た。

「だめだよ、こんなとこでイッたら。誰が見てるかわかんないでしょ?」

意地悪く聞くリョーに頬を赤くしながら、ミコはまたしても体がもどかしさに震えるのを感じた。

「ね、今日も家泊まってく?」

ミコは首を振る。

「なんで?だめ?俺ともっといたくないの?」

「だって…」

一緒にはいたい。
でも、また激しく弄ばれ、強すぎる快楽に喜んで飛び込めるほどの勇気がミコにはない。

「ほーんと、素直じゃないよね、ミコは。ま、いいか。途中で気が変わるかもしれないし?とりあえず、ここなんとかしないとね。シートまでぐちょぐちょにされたら困るからなぁ」

またしても下着に伸びた手をミコが止めようとすると、するりとリョーの手がミコから離れた。

そのままミコの足元にあるダッシュボードを開けると、ごそごそと中を探り、何かを取り出した。

「最近使ってなかったし。これで栓しとこうか」

リョーは手にした丸い物体を、抵抗するミコの反応を楽しみながらミコの中へ潜りこませた。
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