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優しい彼の悪魔の顔
第11章 帰り道
「んっ、んんっ」
車の走行音だけが聞こえる車内に、ミコの押し殺した声が響く。
もう20分近く、無言のリョーの横でミコは悶え続けた。
中で動くローターは一定の感覚を保っていて、ミコの体を弄ぶが絶頂に向かわせるほどの力はない。
徐々にもどかしさに耐えられなくなったミコが腰をくねらせる様を、信号待ちをしていてリョーは横目で見ていた。
「そろそろ物足りなくなってきたでしょ?」
ミコは首を振るが、いつものような勢いはない。
「そんな状態で一人で家に帰って大丈夫?それとも、またオナニーするの?」
「そんなこと、しないっ」
「しないって、こないだはしてたよね?」
リョーの笑いにミコはさらに顔を染め、俯いた。
「ね、どうする?俺の家に来る?それとも我慢できないみたいだし、また近くのホテルに行く?どっちがいい?」
首を振るミコの足をリョーは撫でた。
「ほら、素直になろうよ。それともミコは帰るまでずっとオモチャで遊びたいの?俺はそれでも楽しいからいいけど?」
「…んんー」
「ん?」
「リョーの、家、行く」
諦めたミコは、ついに口にした。
「はは、やっぱりミコはオモチャ使うと素直になるね」
リョーはそのまましばらくした所にあるコンビニに車を止めると、先ほど投げたリモコンを手に取りスイッチを切った。
振動の余韻で、ミコはまだ体の中が疼いているような感覚を覚えたが、やっと全身の力を抜いた。
「さすがにここでそれ出せないしね。もうちょっと我慢してね」
リョーはそれでもローターを取り出すことはなかった。
車の走行音だけが聞こえる車内に、ミコの押し殺した声が響く。
もう20分近く、無言のリョーの横でミコは悶え続けた。
中で動くローターは一定の感覚を保っていて、ミコの体を弄ぶが絶頂に向かわせるほどの力はない。
徐々にもどかしさに耐えられなくなったミコが腰をくねらせる様を、信号待ちをしていてリョーは横目で見ていた。
「そろそろ物足りなくなってきたでしょ?」
ミコは首を振るが、いつものような勢いはない。
「そんな状態で一人で家に帰って大丈夫?それとも、またオナニーするの?」
「そんなこと、しないっ」
「しないって、こないだはしてたよね?」
リョーの笑いにミコはさらに顔を染め、俯いた。
「ね、どうする?俺の家に来る?それとも我慢できないみたいだし、また近くのホテルに行く?どっちがいい?」
首を振るミコの足をリョーは撫でた。
「ほら、素直になろうよ。それともミコは帰るまでずっとオモチャで遊びたいの?俺はそれでも楽しいからいいけど?」
「…んんー」
「ん?」
「リョーの、家、行く」
諦めたミコは、ついに口にした。
「はは、やっぱりミコはオモチャ使うと素直になるね」
リョーはそのまましばらくした所にあるコンビニに車を止めると、先ほど投げたリモコンを手に取りスイッチを切った。
振動の余韻で、ミコはまだ体の中が疼いているような感覚を覚えたが、やっと全身の力を抜いた。
「さすがにここでそれ出せないしね。もうちょっと我慢してね」
リョーはそれでもローターを取り出すことはなかった。