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優しい彼の悪魔の顔
第12章 変化
リョーはミコの耳朶をそっと口に含む。

そのまま舌を使い、ひたすら耳を舐めあげる。

それに反応したミコの体は鳥肌がたち、ぞわっとした感覚に身震いをした。

「そんなこと言って、いいの?止まらなくなるよ?」

耳元で囁かれるその言葉にさらにミコは体を震わせる。


小さく頷いたのを確認すると、リョーはミコの体を仰向けにしてその上に重なった。
見下ろすその視線に、ミコの体は熱くなる。

耳から頬、首筋、ゆっくりと舌を使い味わう。
それだけでミコは下半身をもぞもぞと動かす。
その足をリョーは自らの足で絡めながら、さらに口付けを続けた。

「どうしたの?キスしてるだけで、興奮してんの?」

少し笑いながらリョーは手をミコの足にすべらせ、その滑らかな感触を楽しみながら太ももの外側を撫でる。

「…うん、もっと…」

ついさっきまでの行為と違い、ミコを見つめるリョーの視線。

「はは、そんなに淫乱なミコには、もっと焦らさないとね」
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