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元セフレの上司が帰ってきた
第3章 縺れる糸達
(なんなの?この子…天然?)

見られていた恥ずかしさと、淡々と性の悩みを爽やかなフェイスで打ち明けるショウくんのペースを掴めないでいた

「さゆりさん…俺…なにがいけないのかな」

「…さぁ…あの…一人でする…とき…とかは?」

(課外授業。保健室の先生か!!…なんちゅー会話してんのよ?私…)

「でます。一日、6回ぐらい出すときもあって」

「……なんか…なんて言っていいか…その…私には、わからないから…」

「ですよね。本当、すみません。誰にも言えなくて…あのさゆりさんの姿を思い出すと、すぐ出ちゃうし…その、さゆりさんみたいな人なら…とか思ってしまって…3人のが焼きついちゃって…本当すみません」

「3人?って…もしかして、二夜とも?」

「はい。すみません」

(最悪…)

「参ったな…恥ずかし過ぎて…なんて言ったらいいか。忘れてほしいな」

「純粋そうな さゆりさんが、あんな…なんか…ギャップが、もうたまらなくて、忘れられません」

「ショウくん…ちょっと…なんか…私は、お役に立てない。…ごめんね」

「ですよね。すみません…でも、聞いてくれて、ありがとうございました。少し、誰かに話せたことで、楽になりました」

「…ごめんね」

「気分害しましたよね?こちらこそ、ごめんなさい」

(気まずいな…どうしよう…)

「あっ。氷結あるけど、飲む?せっかく、お菓子も買ってきたことだし…」

「あっ。そうですね。頂きます」

なんかしてないと、もたない空気に戸惑っていた

ポテトチップスの話から、いつの間にか生い立ちやお互いの育った環境などの話に広がり、音楽やお笑いの話になって盛り上がっていた

日が延び、夕方になっていることに気づいたのは
暫くたってからであった

「え?もうこんな時間?夕食の時間だね」

「本当ですね。ついつい、楽しくて長居しちゃって、すみませんでした」

ショウくんが椅子から立ち上がる

「こちらこそ。ずっと、塞ぎこんでたから、気分転換できたよ。ありがとう」

「そうだったんですか?大丈夫ですか?」

「うん。大丈夫。楽しかったわ。ありがとう」

「俺も。さゆりさん。夜ご飯、何食べるんですか?」

「うーん。お酒、昼間から飲み過ぎちゃったから、お腹がいっぱいかも(笑)」

「俺も(笑)でも、なんか食べなきゃな」




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