この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
怖い夢…正夢?
第1章 人格常識化装置
ある日、国立人格常識化施設なるものが、できた。
それは、初め、犯罪常習者や不良行為者を再教育して、常識的な人間にする施設だった。
そこに行った犯罪者や不良少年たちは、帰ってきたときには別人のように品行方正な常識的人間になっていた。
国民大衆は、この驚異的な成果に驚き、時の政権を大喝采した。
やがて、この施設で全国民を再教育しようという機運が起こり、ついに国会で国民再教育臨時措置法が制定された。
その内容は、全国民は18才の誕生日のある年に、国立人格常識化施設におもむくべし、というただ一文だけの簡単なものだった。
それは、初め、犯罪常習者や不良行為者を再教育して、常識的な人間にする施設だった。
そこに行った犯罪者や不良少年たちは、帰ってきたときには別人のように品行方正な常識的人間になっていた。
国民大衆は、この驚異的な成果に驚き、時の政権を大喝采した。
やがて、この施設で全国民を再教育しようという機運が起こり、ついに国会で国民再教育臨時措置法が制定された。
その内容は、全国民は18才の誕生日のある年に、国立人格常識化施設におもむくべし、というただ一文だけの簡単なものだった。