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怖い夢…正夢?
第1章 人格常識化装置
「ただ今から皆さんには湖底観光を楽しんでもらいます」と施設の職員。
きょとん、とした。
職員が湖を指さすので振り返ると、いつの間にか2隻の定員50人くらいの船がいた。
先程見たときは、いなかった。湖底から浮かび上がってきたのだろう。
船から人が降りてきた。
みなスッキリとした表情をしていて、中には「素晴らしかったいいものを見た」と感嘆している者も、いた。
ただおかしなことに、みなまるで軍隊行進のように背筋をピンと伸ばし一同歩調を合わせ歩いていた。
そして僕も、その船に乗ることになった。
中は、バスのように詰め詰めの座席だった。大きな窓。天井に、四角の形に蓋のようなものが付いていた。ここが開いて透明ガラス窓で湖底を見る仕掛けなのかなあと思った。
船が出港した。この船と併せて、もう1隻が出港していた。
やがて潜航が始まった。一同、歓声を上げた。
きょとん、とした。
職員が湖を指さすので振り返ると、いつの間にか2隻の定員50人くらいの船がいた。
先程見たときは、いなかった。湖底から浮かび上がってきたのだろう。
船から人が降りてきた。
みなスッキリとした表情をしていて、中には「素晴らしかったいいものを見た」と感嘆している者も、いた。
ただおかしなことに、みなまるで軍隊行進のように背筋をピンと伸ばし一同歩調を合わせ歩いていた。
そして僕も、その船に乗ることになった。
中は、バスのように詰め詰めの座席だった。大きな窓。天井に、四角の形に蓋のようなものが付いていた。ここが開いて透明ガラス窓で湖底を見る仕掛けなのかなあと思った。
船が出港した。この船と併せて、もう1隻が出港していた。
やがて潜航が始まった。一同、歓声を上げた。