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妄想シンドローム
第4章 愚者の後悔




「ああぁぁ……んっ、う、にゃ……ふぅ……っん」


 人間の女性と同じ反応。薄紅色の突起を辿ると、ルルの腰が揺れ動く。


「あっ、ソーイチぃ……」


「どうしたの? これ、嫌?」


「ルル、へん……、いや、ちがう……」


「そう。なら続けてもいい?」


「ソーイチしたいの、ルルいい」


 ルルのたどたどしい言葉で伝えてくることは、行為自体は嫌がってはいないということ。加えて総一のすることを拒絶する意思もないことだった。


 そんな風に肯定されると、なけなしの理性は崩れる一方だ。


 ふとあちらはどうなっているのだろうと、総一の脳裏に過る。


 トイレを覚えさせた際にちらりと見たものの、しっかりと確認はしなかった。無遠慮に見ることが躊躇われたからだ。


 ルルが少しでも嫌がる素振りを見せたならやめようと決め、タオルを放ってそっと脚の間へ手を伸ばす。


「あっ!」


 短い嬌声を上げたルルは、背を小刻みに揺らしている。怯えているのかとも思ったが、反応からそうではないと察する。


 上体から流れた石鹸とは違うぬめりを指先に感じる。感触では人間のそこと大差はなく、もっと言えば同一なようだ。


 指を上下に動かすと、柔らかくぬめる性器に突起までもを見付ける。


 総一の興奮は、最早理性がきかないくらいにまで昇り詰めていた。







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