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妄想シンドローム
第7章 意外な正体
ジーンズの中で硬く勃ち上がった雄茎を、ルルはゆるゆると擦ってくる。彼女が身体を密着させてきた時から、すでに熱を持ってしまっていたのだ。
「ソーイチのここ、もう準備出来てるよ?」
「そうだけど、でも……」
「ルルのも……」
そう言って彼女は尻尾を隠すために履かせているロングスカートをするすると捲り上げる。
白く細い脚が見えてくるにつれ、総一の視線はそこから外せなくなる。
ルルに手首を掴まれ、導かれるまま下着の上から秘裂をなぞると、愛液でぬめっていた。
「ね? これならすぐにソーイチと愛し合えるでしょ?」
――愛し合う。その言葉に総一の胸が震える。
人より秀でたものはなく、誇れるものもなかった総一を、ルルだけは認めてくれる。
“ソーイチはすごいね”。“ソーイチは物知りだね”。“ソーイチはルルの一番だよ”――。
日々の何気ない会話で、ルルは自然と総一を称える言葉を言ってくれた。彼女から失っていた自信をもらってきた。
そんなルルが望むものがあるならば、何でも叶えてやりたい。そう思ってきた。
そして今、彼女が望んでいるのは、総一と愛し合うこと。これ以上ない可愛らしいわがままじゃないか。
総一の心と身体を熱くさせるルルを前にして、総一の常識や体面などは脆いものなのだ。
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