この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
妄想シンドローム
第7章 意外な正体




 行為が終わり、気が付くと観覧車は到着間近だった。


 総一は慌てて呆とするルルの服の乱れを直し、足元で絡まるズボンと下着を履いた。


 だが乱れた息を整える間もなく到着し、係員によって扉が開かれる。


「おかえりなさーい」


 爽やかな声で迎えられると、いたたまれない気持ちになってしまう。


 昼日中には子供連れの家族だって乗る場所で、自分たちはふしだらな行為をしていた。今さらながらに罪悪感が脳裏を掠める。


 足取りの覚束ないルルの手を引いて、いち早くその場を去ろうとすると。


「あ……。ソーイチの溢れてきちゃった」


 まだ上気した顔をしているルルが、足の付け根を押さえてもじもじとした。


 総一は言葉を失って固まり、係員は唖然として総一とルルを交互に見る。


 その彼と視線がぶつかり、総一は青くなるやら赤くなるやらだ。


「あは……あはは。何言っちゃってんでしょうね」


 と引き攣った笑いを残し、総一は逃げるようにルルを伴ってその場を去ったのだった。







◇◇◇◇


.
/248ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ